百合に酔う。

秩父麦酒

第1巻の表紙でぼたんが手に持っているビール。第3話でもかなでが冷蔵庫から取り出すところが描かれている。また、第5話でも長瀞でやえかがみんなに振る舞うなど、作品でもよく登場するお酒である。

ハイボール

第1話でいぶきが1人でこっそり飲んでいたお酒。偶然ぼたんがそこに出くわしたことで物語が始まったきっかけのお酒でもある。

源作印 巨峰 ロゼ

第2話でいぶきがぼたんの部屋に遊びにきた時に持ってきたお酒。巨峰の甘い香りが広がるフルーティなワイン。

ニッカ シングルモルト 宮城峡

第3話で談話室に入ったぼたんが見つけたお酒の一つ。ニッカウヰスキーが古くから作るウイスキー初心者にも飲みやすい国産シングルモルト。

HIBIKI 響

第3話で談話室に入ったぼたんが見つけたお酒の一つ。1920年代からの国産最高峰のブレンデッドウイスキー。大麦麦芽と穀物を主原料としたのが特徴。

純米大吟醸 秩父錦

第3話でかなでがぼたんと一緒に飲んだお酒。かなでのお気に入り。

大吟醸 秩父錦

第6話でかなでがいぶきにプレゼントしたお酒。かなではいぶきと飲みたかったのだが、あえなく失敗。。

スーパードライ

「郡上先輩 お昼からお酒ですか？」

イチローズ・モルト＆グレーン・ホワイトラベル

第6話でいぶきとかなでが酒屋で目にしたお酒の一つ。秩父蒸留所で作られた人気の国産ウイスキー。

ニコレッロ ネッビオーロ ダルバ(Nicolello Nebbiolo d'Alba)

第6話でいぶきとかなでが酒屋で目にしたフルボディのワイン。伝統的なワイナリー「カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ」で作られている。

アルケミエ グリーン アブサン 2弾

第6話でいぶきとかなでが酒屋で目にしたお酒の一つ。2017年に辰巳祥平さんが1人で立ち上げた「辰巳蒸留所」で蒸留されたアブサン。

R-type 2020

第6話でいぶきとかなでが酒屋で目にしたお酒の一つ。新政の定番生酒の「No.6」シリーズ。その中でも「R-type」はRegularの名を冠したエントリーモデル。

喜久盛 タクシードライバー 純米生原酒

第6話でいぶきとかなでが酒屋で目にしたお酒の一つ。お燗で飲むのが一番おすすめ。熱いお酒が苦手な方はソーダ割りなどでも楽しめる親やすい日本酒。

イットキー IT'S THE KEY 純米吟醸

第6話でいぶきとかなでが酒屋で目にしたお酒の一つ。ワイングラスでおいしい日本酒アワードで最高金賞を取るなどの評価が高く、女性にも飲みやすい度数の日本酒。

六代目百合

第6話でいぶきが角打ちで飲む際に選んだお酒。軽い口当たりといも焼酎のしっかりとした風味を残すために手間暇かけて作られている。「六代目」は現社長が6代目であること、また産地の甑(こしき)島特産の「鹿の子百合」百合(ひゃくごう)単位で製造していたことからつけられた。

Emeraude Bovet la Valote

第7話でいぶきは部屋でバルサンを焚き、ぼたんは雷で寝られないからと食堂でナイトキャップ（寝酒）を楽しむのに出てきたお酒。アルコール度数は77%。「飲めば飲むほどハマっていくような、ワクワクするお酒ですね」とぼたんがこぼした感想は、いぶきと同じものだった。

引用：Maison de l'Absinthe

Punk IPA

第8話であかねがぼたんといぶきに振る舞ったビール。音楽鑑賞のお供に、と差し出すそれは世界一のIPA(インディアペールエール)を目指して採算度外視で作られたビール。大量のホップを使った贅沢な逸品。

貸切温泉で飲んだお酒

第9話でぼたんといぶきが2人だけで貸切温泉に入りながら飲んだお酒。第7話で急接近した2人がさらに近づく。これをきっかけに2人は下の名前で呼び合う関係になる。お酒って開放的になりますね。ちなみに「霖雨の湯」で検索するも該当するものが見つからず、代わりに「霖雨の森」という高級宿がヒットする。

ホッピー

第9.5話であかねが乾杯するときに持っていたお酒。1948年から続く日本でもっとも親しまれているお酒のひとつ。「元祖ビアテイスト清涼飲料水」を標榜する。

伯楽星

第9.5話でかなでが飲んでいたお酒。糖度が一般的な日本酒に比べて1/2に抑えられた「究極の食中酒」を目指して作られている。冷たく冷やして飲むのがおすすめ。

モヒート

第9.5話でやえかが飲んでいたお酒。モヒートはラムベースのカクテルでミント・ライム(レモン)・砂糖で作る。作り方のバリエーションは様々ある定番のお酒。

瑠璃 -Ruri-

第2巻の表紙でぼたんと一緒に写っているビール。また、12話でいぶき、ぼたん、やえかで訪れた川越の足湯カフェでも出された。ホップの苦味と爽やかな口あたりのプレミアムピルスナービール。ピルスナービールは1840年代にチェコで生まれた透き通る金色のラガービールで、日本で流通しているほぼすべてのビールがピルスナービールに分類される。

狼山 秩父錦金印

第2巻の10話で登場。寮のみんなで三峰神社へ参拝したときに、いぶきが抜け出して買ってきたカップ酒。ラベルに描かれているのはオオカミ。三峰神社を祀った日本武尊が三峰神社に入山した際、どこからともなく現れて道案内をしたことが由来となっている。オオカミは三峰神社にとって「御眷属」として祀られ、三峰信仰の中心となっている。

引用：DICEを転がせ「秩父錦 狼山 ワンカップ」

キリン・ザ・ストロング 本格レモン

第2巻の11話で登場。かなでのアルバイト先で行われた飲み会であまったチューハイ。たいていこういうお酒は余りがちで、多分に漏れずかなでも持て余していたので、ぼたんと一緒に消費することにした。アルコール度数は9%で比較的高いが、それに負けない柑橘エキスと、キリンのチューハイ史上最強クラスの炭酸が特徴。

ソルティドッグ

第2巻の13話で登場。いぶきとぼたんがデートで行ったバーで、いぶきが初めに頼んだお酒。メニューも見ずに気軽にマスターに注文したいぶきとは対照的に、ぼたんは初めてのバーということもあり緊張していた。「ソルティドッグ」はグレープフルーツジュースとウォッカを使い、グラスの縁に食塩をスノースタイルであしらい、最後にステアで作られる世界でも人気の高いカクテルの一つ。ちなみに縁に塩をつけない場合は「グレイハウンド」または「ブルドック」とも呼ぶ。

引用：Jazz&Cocktail カクテル「ソルティドッグ」の作り方

元気がでるカクテル

「カクテルって自由なお酒なんだよな」ぼたんにだからこそ、つらい胸のうちを開けられたいぶき。そんな彼女が頼んだお酒はどんな味なのだろうか。

引用：Vin Brule Verre

ザ・グレンリベット ナデューラ

第2巻14話で登場。かなでが用意したスコッチウイスキー。いぶきが一番好きなウイスキーで、いぶきの誕生日プレゼントに渡すため、ぼたん、あかねといちごウイスキーを作った。グレンリベットは初心者から愛好家まで、幅広い層に親しまれる人気のウイスキー。果実やフローラルなアロマを楽しめ、クセのない味わいでストレートに飲むのがおすすめ。ぼたんは「苦いチョコレートみたいな味」と評している。

富士桜高原麦酒 ピルス

第2巻15話で登場。いぶきとかなでが山梨までドライブデートで訪れた霧ヶ峰高原。そこでかなでがいぶきに一緒に飲もうと誘ったときに取り出したお酒。ピルスはドイツ仕込みの技術と富士山麓の上質な軟水で作られた質の高いクラフトビール。ぼたんの登場によって徐々に気持ちが抑えられなくなってきたかなでは、ついいぶきに振り向いて欲しいそぶりをしてしまう回でもある。

秩父麦酒 華熊

第2巻17話で登場。いぶき・ぼたん・ジンランで「まほろバル」に訪れた際に思い出話として話題に出た苦味が控えめなビール。まほろバルは秩父麦酒オフィシャルタップルーム（ビール専門のバー）。いぶきが「IPAもこの前一緒に飲んだよ」と口にしていたのはおそらく「Punk IPA」だろう。

イチローズモルト MWR(ミズナラ ウッド リザーブ)

第2巻17話で登場。いぶき・ぼたん・ジンランで「まほろバル」に訪れた際にお店の棚に置かれていたお酒。ミズナラはブナ科の落葉広葉樹で、イチローズモルトは北海道産の良質なミズナラを使用している。定番のリーフシリーズのなかでもとりわけ看板商品として深い味わいで人気が高い。

秩父麦酒 紅熊X

第2巻17話で登場。いぶき・ぼたん・ジンランで「まほろバル」に訪れた際に注文したビール。希少モルトの「Red-X」のみを使用した紅色のビール。ミズナラの香りが特徴。

武甲正宗 純米生酒

第2巻18話で登場。いぶき・ぼたん・ジンランで民泊に宿泊した際、泊まった部屋の冷蔵庫に用意されていたお酒。創業 宝暦三年の老舗酒造が作るお酒の中でも爽やかな喉ごしで、カジュアルに楽しめる。冷やして飲むのがおすすめ。製造している武甲酒造では非対面型利き酒機が利用でき、冷たい日本酒や希少ワインを試飲することができる。

引用：武甲酒造

武甲正宗 純米生酒 ワンカップ

第2巻18話で登場。いぶき・ぼたん・ジンランで民泊に宿泊した際、泊まった部屋の冷蔵庫に用意されていたワンカップ。創業 宝暦三年の老舗酒造が作るお酒の中でも軽くすっきりとした味わい。冷やして飲むのがおすすめ。製造している武甲酒造では非対面型利き酒機が利用でき、冷たい日本酒や希少ワインを試飲することができる。

引用：武甲酒造

ウルフバーン三峰神社境内限定販売ボトル

第2巻10話で登場。具体的にラベルが描かれているわけではないが、作中でいぶきが「海外の蒸留所とコラボしたウイスキーとか売ってる!!」と話していたことから特定。狼をシンボルとするウルフバーン蒸留所と、同じく狼を「御眷属」として祀っている三峰神社のコラボモデル。香ばしいナッツ・アプリコットなどのような柔らかい味わい。ハイボールにして飲むのがおすすめ。

引用：おぎおぎ太様(Twitter)

アルケミエ ラベンダージン

第3巻表紙で登場。ぼたんが腕に抱えている、手のイラストが特徴的なボトルがポイント。個性的で人気が高く、瞬く間に完売し、市場には高額で売買されるほど。第3巻25話でも登場した。いぶきの部屋でかなで、ジンランとともに宅飲みした際にかなでがカクテル用に持ち込んだ。

引用：お酒のちゃがたパークPayPayモール店

武甲正宗 本醸造 ワンカップ

第3巻第19話で登場。いぶき・かなで・ジンランで登山した武甲山の山中の祠にお供えされていたお酒。直前でいぶきが出会ったおばあさんと何か関係があるかも...?秩父を代表する清酒で、すっきりでやや辛口。冷や・お燗・熱燗なんでも合うバランスの良い日本酒。

引用：武甲正宗 本醸造 ワンカップ 180ml

THUNDER

第3巻第20話で登場。いぶきとぼたんがスカイツリーがあるソラマチ周辺でデートした際、いぶきが寮から持ってきたIPA系のビール。宇宙に起こったことを9つのテーマに分けてビールとして表現したシリーズで、THUNDERは4番目のストーリーとして位置づけられている。ホップを大量に使用することで、果実感・爽快感のある苦味を表現している。作中でもいぶきが「私も宇宙に想いを馳せて味わいたいんだ」と言うシーンがあるが、ぼたんへの理解と重ねているのかもしれない。

引用：宇宙ブルーイング THUNDER

ETERNITY

第3巻第20話で登場。いぶきとぼたんがスカイツリーがあるソラマチ周辺でデートした際、いぶきが寮から持ってきたビール。モザイクインコグニートという超濃厚ホップエキスを使った、グレープフルーツなどのようなトロピカルな味わいを楽しめるIPA系ビール。

引用：一期一会〜る 宇宙ブルーイング ETERNITY

夢乃寒梅 19年古酒

第3巻第21話で登場。寮のお風呂が沸くまでの間、かなでがジンランと飲んだお酒。蔵の中でじっくりと寝かせた熟成酒は琥珀色をしていて、甘味の他に酸味や苦味などもある。実はいぶきがかなでにプレゼントしたお酒。かなではあまり日本酒を飲まないので、まだ難しいお酒だと評しているが、少しいぶきの事を重ねているのかもしれない。作中に出てきた「海外コンペ」とは、ロンドンで開催されたIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の日本古酒部門で銀メダルを受賞。IWCは1984年に設立の世界的にも権威のある審査会。

引用：鶴見酒造 夢乃寒梅 19年古酒

黄金湯で飲んだクラフトビール

第3巻第22話で登場。バンド活動と就職活動、進路に悩むあかね。やえか・ぼたん・ジンランと食事をするもずっとぼーっとしているあかねに見かねてやえかは錦糸町にある黄金湯という銭湯に誘う。黄金湯は創業1932年の老舗なものの、「大衆浴場」のスタイルを守りつつ、大規模改修によってDJブースやサウナ、オリジナルクラフトビールが楽しめる番台バーなど現代に合わせたスタイルも取り入れている。

引用：HOUYHNHNM オートロウリュにクラフトビール、DJブースまで⁉︎ ニューウェーブ銭湯「黄金湯」が示す、新時代の風呂屋のカタチ。

アールグレイハイボール

第3巻第23話で登場。ぼたんとジンランだけで入ったバーでぼたんがオーダーしたハイボール。茶葉とガムシロップを数時間漬け込むことで気軽に楽しめる。ハイボールにせずともウイスキーストレートでもよいし、牛乳で割ってもおいしい。

引用：ニッカウヰスキー「ブラックニッカ クリア × アールグレイ」

カバラン クラシック

第3巻第23話で登場。バーでぼたんがジンランと飲むため2人分オーダーしたシングルモルト。22話でジンランが「ぼたんはさぁ、いぶきと...つきあってるの？」の問いに答えるときにわざわざ選ぶあたりがぼたんらしい。相手を飲み干す勢いで自分のペースに持っていく。カバランはジンランのモデルになった台湾の蒸留所。サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションで何度も金賞を受賞したり、スコットランドやイングランドの有名銘柄と遜色ないウイスキーを製造している。

Amyris(アミリス)

第3巻第24話で登場。ぼたんといぶきで奥多摩デートした際に訪れた「VERTERE(バテレ)」にあるクラフトビール。東京でも自然豊かな奥多摩が拠点のVERTEREは「誰とどこでどうやって飲むか」をテーマに掲げる小さな醸造所。柑橘を思わせる柔らかい口当たりとフレーバーが特徴。

引用：VERTERE公式サイト

Scilla(シラー)

第3巻第24話で登場。ぼたんといぶきで奥多摩デートした際に訪れた「VERTERE(バテレ)」にあるクラフトビール。東京でも自然豊かな奥多摩が拠点のVERTEREは「誰とどこでどうやって飲むか」をテーマに掲げる小さな醸造所。パッケージの写真のとおり、花を思わせる上品なアロマが特徴。作中でも氷川渓谷の清流でぼたんが飲み、「え？お花の香りがする!!」と驚く描写がある。

引用：VERTERE公式サイト

Euclea(ユークレア)

第3巻第24話で登場。ぼたんといぶきで奥多摩デートした際に訪れた「VERTERE(バテレ)」にあるクラフトビール。東京でも自然豊かな奥多摩が拠点のVERTEREは「誰とどこでどうやって飲むか」をテーマに掲げる小さな醸造所。ユークレアはシトラス、白ぶどうのアロマとフレーバーが特徴。

Papilio(パピリオ)

第3巻第24話で登場。ぼたんといぶきで奥多摩デートした際に訪れた「VERTERE(バテレ)」にあるクラフトビール。東京でも自然豊かな奥多摩が拠点のVERTEREは「誰とどこでどうやって飲むか」をテーマに掲げる小さな醸造所。パピリオはラズベリー果汁を使用したサワーエール。サワーエールは酸味が特徴で、発酵にはビール酵母以外に「野生酵母」や「乳酸菌」などを併用して造られるビアスタイルのひとつ。使用する酵母や菌によって香りや味わいが異なるのもポイント。パピリオはヨーグルトを使用している。

引用：VERTERE公式サイト

Anfracta(アンフラクタ)

第3巻第24話で登場。ぼたんといぶきで奥多摩デートした際に訪れた「VERTERE(バテレ)」にあるクラフトビール。東京でも自然豊かな奥多摩が拠点のVERTEREは「誰とどこでどうやって飲むか」をテーマに掲げる小さな醸造所。アンフラクタは草のようなアロマとパイナップルのようなフレーバーが特徴。アルコール度数は4.0%で、7.0%以上も多く存在するVERTEREのビールの中でも低い度数の1本。ただし低アルコールながら程よい苦味も忘れない。

引用：VERTERE公式サイト

アルケミエ 犬啼

第3巻第25話で登場。いぶきの書棚に置かれていたお酒の1つ。かなで、ジンランがいぶきの部屋へ訪れた際にかなでが発見した。アルケミエのリキュールは第3巻の表紙やこの25話でも登場するため、この巻では象徴的な位置付けのお酒でもある。

イチローズモルト

第3巻第25話で登場。いぶきの書棚に置かれていたお酒の1つ。かなで、ジンランがいぶきの部屋へ訪れた際にかなでが発見した。イチローズモルトのリーフラベルは何種類か存在するが、書き込みの量ではどのラベルかは判断することができなかった。世界で注目されているイチローズモルトは、発酵槽にミズナラを使用している。木材のミズナラにある乳酸菌の働きで、金属素材を使った一般的な製造方法とはことなる風味を演出することができる。

ウィルキンソン トニックウォーター

第3巻第25話で登場。いぶき、かなで、ジンランが宅飲みした際、かなでが持ってきたアルケミエを割るために用意した。かなでのアルケミエはジンなので、ジントニックを作る描写がある。いぶきはこのメンバーの前では飲んだことがあるのでいつも通り飲もうとするが、トラウマが一瞬フラッシュバックしてしまう。マンガ表現的には、アルケミエが最初にうつり、このトニックウォーターがそれぞれ1コマずつ描くことで、キャラクターが直接かきまぜる描写がなくても、コマの切り替えだけでお酒が完成する。そうすることで描写のノイズを減らしつつ、ストーリー的にトラウマ表現へのスムーズな移行を表現しているように見える。

厚岸蒸留所 ニューボーン第4弾

第3巻第25話で登場。いぶき、かなで、ジンランが宅飲みした際、ジンランが「お酒が足んないよー」というリクエスト(文句？)を受けていぶきが出した。「スコットランドの伝統的な製法で、アイラモルトのようなウイスキーを造りたい」というコンセプトの蒸留所。ストレートで飲んだ際、かなでは「おいしい！スパイシーな口当たりの中にレーズンバターみたいあな甘みを感じるわ」と、高い評価を下している。「上伊那ぼたん」では飲んだお酒の感想を豊かな語彙で表現するのも特徴。

秩父百花

第3巻第25話で登場。いぶきの真っ直ぐな「ぼたんとお酒飲むのが楽しい」という言葉に、かなでは完全に脈がないことを悟るシーンで、ジンランが優しく寄り添うように取り出したお酒。蜂蜜酒(ミード)ははちみつを発酵したお酒で、世界最古のお酒ともいわれている。秩父百花はワインのようにさらさらとした甘口のお酒。飲みやすいのでロック・ストレート・ジンジャーエールやソーダなどで割ってもおいしい。傷ついたかなでの気持ちを慰めるようなことを表現しているのかもしれない。

信州アブサン

第29話で登場。ジンランがかなでを誘ったバーで、かなでがオーダーしたアブサン。「南信州のボタニカルでアブサンを作ろう！」を合言葉に始まった信州アブサンプロジェクト。ラベルに「南信州からゴッホへの贈り物」という文字ともにゴッホと少女が描かれている。ニガヨモギの苗植えや蒸留をはじめ、ラベル作成や瓶詰めまでプロジェクトメンバーで行っています。長野産のホワイトブランデーをベースにしたやさしい甘さが特徴。

引用：VinVie

ザ・グレンリベット 12年

第29話で登場。ジンランがかなでを誘ったバーに置かれているお酒の一つ。グレンリベットはシングルモルトウイスキーのスタンダードともいえる銘柄で、「ザ・グレンリベット ナデューラ」はいぶきがウイスキーの中で一番好んでいる。（14話参照）

百年の孤独

第30話で登場。やえかが持ち込んだこのお酒は麦焼酎の中でも取扱いできるのが特約店のみのプレミア酒と名高い一品。通常、蒸留後はそのまま瓶詰めされるが、ウイスキー樽で長期間熟成させ、3年・4年・5年ものをブレンドするなど、手間隙をかけて芳醇な味わいと豊かな香りを作り上げている。ちなみに「百年の孤独」はマルケスの長編小説からとって名付けられた。

KENICHIRO 純米吟醸 雄町

第37話で登場。ぼたんといぶきが訪れた「ぽんしゅ館」でスタッフおすすめボードにて紹介されていた日本酒（純米吟醸）。「雄町」は日本最古の酒米で岡山県産。日本酒のフレッシュな味わいを残す手間のかかる「瓶火入れ」を施した一品でリンゴのような香りが特徴。火入れとは品質を一定に保ち、貯蔵・配送などのためにお酒を加熱する一般的な手法。通常2度行われるが、こちらのお酒は一升瓶につめた日本酒を加熱する瓶火入れを採用。火入れをせずに出荷する日本酒は「生酒（なまざけ）」等の呼び方がある。

大洋盛

第37話で登場。ぼたんといぶきが訪れた「ぽんしゅ館」でスタッフおすすめボードにて紹介されていた日本酒。城下町だった村上の土地で、1945年に地元の14の酒造が合併して作られた歴史ある酒造。土地柄から酒造りが盛んな地域として有名で、軟水を用いたまろやかな口当たりが特徴。普通醸造の「金乃穂」であれば晩酌用としても飲み飽きない清酒としてもおすすめ。

北雪 越淡麗

第37話で登場。ぼたんといぶきが訪れた「ぽんしゅ館」でスタッフおすすめボードにて紹介されていた日本酒。新潟は佐渡島の「北雪酒造」で造られる純米大吟醸。「越淡麗」は新潟県限定の酒米で、「朱鷺と暮らす郷づくり」認証米。ワイングラスでおいしい日本酒アワードで最高金賞・IWCで新潟トロフィー金賞に輝くなどの実績がある。ふくらみのある味と後口のキレの良さが特徴。

越の鶴 純米吟醸

第37話で登場。ぼたんといぶきが訪れた「ぽんしゅ館」でスタッフおすすめボードにて紹介されていた日本酒（純米吟醸）。雑味がなくフレッシュな味わい。程よい甘さがあり、日本酒初心者におすすめの一品。越の鶴はシリーズとなっており、長岡産「山田錦」を使った「プレミアム本醸造」や、地元栃尾の棚田で社員が自ら栽培した酒米「五百万石」を使用した「ドメーヌ」がある。ちなみにドメーヌとはワイン用語で、自分の土地で栽培し、醸造・瓶詰めを一貫して行うことを指す。

面向未来

第38話で登場。ぼたんといぶきが訪れた新潟県魚沼市にある「八海醸造 魚沼の里」の八海山雪室でしか手に入らない焼酎。雪室は作中にある通り、雪を利用した天然の冷蔵庫。およそ1,000トンの雪と貯蔵物を置いて冷やす「氷室型」を採用している。約4℃前後の環境を保ちながら長期間低音貯蔵したことでまろやかな口当たりの日本酒を熟成させることができる。いぶきたちが購入した【面向未来】は、その雪室の焼酎貯蔵庫で作られている。こちらはオーク樽でじっくり熟成しており、他の日本酒と同様、口当たりもまろやか。専用に蒸留され、専用棚で最長5年貯蔵することができる。指定した年月に届けてくれるメモリアル焼酎はぜひ試したい。(https://www.uonuma-no-sato.jp/facility/yukimuro_syoucyu-cyozouko/)

引用：メモリアル焼酎 「面向未来」 ご購入から受け渡しまで ｜ 雪室 ｜魚沼の里